「世の中は、電気の時世になった」 そう嘆きながら、石を投げてはランプを次々と割っていくランプ屋の哀愁を描いたのは童話作家・新美南吉だ。明治維新の開国によって西洋から輸入された石油ランプは白熱電球に取って代わられた。その背景には電気の一般普及があった。 では時代変わって、この度の白熱電球生産終了が意味するものは何だろうか。 表向きは東日本大震災後の節電要請である。LED電球の省エネ効果は高く、白熱電球の2割以下の消費電力で寿命も約40倍。 全文
NEWSポストセブン 10月13日07時00分
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